酒類の分類としては、ご存知の通り、
大まかな分け方ですが。
醸造酒(ビール、ワイン、日本酒など)を蒸留したスピリッツ(ウイスキー、ブランデー、焼酎、ジン、ラム、ウォッカ・・などなど)をベースに、原料を漬け込んでそのエキスを抽出したもの、それが混成酒。例えば焼酎に梅を漬け込んで作った「梅酒」は、混成酒。日本版リキュールだっ!!
リキュールの原料となるものは、なんでもいいわけですよね。漬け込んで、そのエキスが抽出されれば。だから、「リキュール」と一口に言っても、バリエーションは豊富。その原料を大きく分けると、
となります。
飲みやすいのは、果実系でしょうか。梅酒でもお分かりの通り、ソーダ水や何かで割ってアルコールを押さえれば、食前酒としても向きますね。
種子系は、例えばコーヒーとか、チョコレート(カカオ)とか、クルミとか、杏の核とか。想像しただけで、苦みと同時に、コクがあるイメージを感じると思います。ですから、クリームを入れてカクテルにしたり、或いは食後に向くタイプですね。
草木、ハーブ系というのは、まあ、個性的、とお察しの通りです。日本人の味覚には馴染みのないものだと思いますが、地中海性気候のカラッとした陽気の外で飲むと、実に美味しいものがあります。
個人的な好みですが、私はこのタイプが大好物!時々、えっ?って言われてしまいますが、「さあ、今日は飲むぞー!」という時には、待ち合わせの前にウエイティングバーに先に行って、シャルトルーズ・ヴェール(グリーン)を牛乳で割り、クラッシュアイスで飲みます。意外に美味しいですよ。(なんか今、PCの前で惹かれているような気がする・・・)
130種のハーブを調合しているという、このリキュール。食前なのでアルコールを押さえるために牛乳で割りますが、なんで牛乳かというと、胃に膜をはって、これから飲むワイン(の量)に備えるためです。(張り切り過ぎでしょうか?)
でも、ここだけのヒミツですからね。そんな意気込んだ人とは飲みたくない!と、お誘いがなくなってしまいますものね(笑)。
体調不良や喉の調子が悪い時も、シャルトルーズ・ヴェールをグレープフルーツを絞ったジュースで割って飲みます。(そうまでして飲むな!早く帰って寝ろ!と言われそうですが)。
食前だけでなく、食後というか、深夜のバーでは(つまり、散々飲んだ後)、これらの草木・薬草系のリキュールがまた、消化を助けてくれるのです。甘く苦い大人の味です。(置いていかれて取り残された深夜向きのせつない味です←個人の主観です。あえて注釈なし)。
例えば、イエガーマイスター。例えば、チナール。もう、この手が大好き!(深夜)。(原料は何かって? ですから、草木・ハーブ系。読むより飲んでみて!その時のお楽しみ!それにその方がバーテンダーさんと会話ができて楽しいです。安いから安心して)。
ほろ苦いので、食前には刺激が強いかもしれません。お腹も満たされ、消化を促す食後酒。そこにシガー。苦いけど甘みもあるこれらのリキュールは、シガーのお供にも、ちょっとしたアクセントをつけてくれますよ。
いろいろ飲んで試した後の、上級編のマリアージュかもしれませんけれど。(上級編というより、嗜好品なので、たまには変わったものも、という趣向の時に、是非どうぞ) |