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ようこそ、「ワインのあとのCとD」のページへ。ここでは、ワインをお楽しみいただいたあとの次のステップへと誘(いざな)います。そのアイテムとして「食後酒」と、「葉巻」があります。

葉巻(シガー)=Cigarの「C」と、食後酒(ディジェスティフ)=Digestifの「D」・・・特に良いことがあった日のディナーや特別な会食の後にはゆっくり食後を楽しんでこそ大人(達人)の時間の過ごし方かもしれません。時々でもいいから 「食後にはCDを」お楽しみになってはいかが?ここではそのためのハウツーをご紹介していきたいと思います。





ワインをいろいろ覚え楽しまれた方、ワインをサービスする方、レストランやバーでお客様に心地好い時間を過ごして頂きたいとプロとして接客されている方、例えばレストランでお好みのワインを楽しんでデザートになった時、どうされていますか?

ここで「アルコールはワインだけ」で終ってしまっては、もったいない!!レストランで過ごすということは、お腹を満たすだけではなく、ワインとのマリアージュを楽しむだけでもなく、最後まで満足のいく優雅なサービスを受けて贅沢な気分で(十分遊んでから)帰りたいものです。

メートル・ドテルやソムリエからサービスを受けることをデザートで終らせてはいませんか?レストランではまだまだ遊ぶことができます(彼らからのサービスを受けることができます)。そう、ここからが「大人のレストラン嗜み術」の見せどころ(笑)。

元々レストランとはヨーロッパ文化からきているので、日本ではレストランでの過ごし方が未だ根付いてないのかもしれませんし、第一、許容範囲が欧米とは違いますから食後の遊びはなかなか難しいかもしれません。(アルコールの許容量もさることながらハード面、時間の耐久面とかも含めて)ですから無理にお酒を飲む必要はありません。

食事中のワインの量を少し抑えればゆっくり食後も余韻を楽しめます。それなのに ついつい食事中の飲酒のペースが速くなってしまうのはなぜでしょう(笑)?大人(達人)としては、ここを抑えて許容酒量を次の分まで残しておきましょう。具体的な食後酒(D)のご紹介や楽しみ方は 追々「C」(Cigar)の後にご紹介していく予定です。





では、「葉巻」というアイテムについて。ところで、そのまえに「葉巻」って、なあに?「タバコのでかいやつ」。そうですね、まあ正解です。いわゆる通常「タバコ」と呼んでいるものよりさらに大きく 煙の量が多くて臭いもの、という人もいれば アロマがいいという人もいますが、その辺りは嗜好品ゆえに、人によって好き嫌いの印象でイメージはいろいろですね。

葉巻(シガー)と普通の"タバコ"の違いは?ただ単に大きさと煙の量の違いだけではありません。

ところで、葉巻(シガー)って何からできているの?

「タバコ」というナス科の一年草の植物が原料です。そう、タバコの葉っぱです。整理しますと、いわゆる「タバコ」という言葉は 日本のたばこ事業法では3つに分類されます。


1.植物としてのタバコ タバコ 植物学の学名は「ナス科タバコ属ジェニュイン節タバコ種」に属し、67種あります 一年草の植物
2.原料としてのタバコ 葉タバコ .
3.製造された製品としてのたばこ 製造たばこ 喫煙用、非喫煙用に製造された製品としてのたばこ

※タバコの表記については、植物を「タバコ」とし、そのタバコを加工して製品となったものを「たばこ」と統一します。

このうちの 製造たばこ はさらに次のよう大別されます。


喫煙たばこ 吸う 葉巻(シガー) Cigar
紙巻たばこ(シガレット)Cigarette
パイプたばこ Pipe Tobacco
非喫煙たばこ 嗅ぐ 嗅ぎたばこ snuff
噛む 噛みたばこ Chewing Tobacco


他にも世界中では様々な形態の楽しみ方や製品の種類がありますが、大きく分類すると 上記の通り 吸う、嗅ぐ、噛む という行為の製品に分かれます。どれも「たばこ」ですが、日本では一般的に「たばこ」というと紙巻たばこ(シガレット)を指すのでしょう。

しかし、シガーとシガレットは製品が違います。製造方法が違うということです。ここに大きな違いがあるのではないでしょうか?原料は「タバコ」という植物ですね。簡単にいえば、シガーはタバコの葉だけを巻いたもの。(だから「葉巻」と書くのですね)

レストランでシガーを試す前に、まずはこのシガーとはどんなものかを知ってから楽しんでみませんか?ということで、次回はシガーの製造方法についてご紹介します。

え?早く試してみたいって?それもそうかもしれませんね、では、シガーの吸い方を先にレクチャーいたしましょう。 貴方が感じたその芳しいアロマがどうやって生まれるのか、体感した後に知りたくなるでしょうから・・・
次回をお楽しみに!!


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